鉄骨の形鋼部材と溶接個所には下地塗装としてジンク粉体塗装を施しています。
ジンクリッチペイントともいわれ、船舶や橋脚、工場など過酷な環境下で多く使用され、構造物を腐食から長期間守り続ける働きがあります。

ジンク粉体塗装を施した下地塗装に加え、仕上げ塗装には耐候性に優れいつまでも美しい艶が保たれ長持ちするポリエステル樹脂静電粉体塗装を施しています。
静電粉体塗装とは、粉末状の塗料を静電気を利用して対象物に付着させ、その後焼き付けて溶着させる塗装方法です。静電粉体塗装を行うことで、強度のある塗装皮膜を作り出すことができます。また、ポリエステル樹脂静電粉体塗装は耐候性（天候、湿度、気温などの厳しい屋外環境に対する耐久性）が高く、見た目も美しいという特徴があります。

鉄骨構造の主要部材である鋼材は、カクイチ自社工場で製造し規格化され、重量と軽量の鉄骨を組み合わせて頑強な鉄の躯体をより強くするための技術を独自開発しています。使用されている鋼材は強度と剛性が大きく、粘りがあることで、部材が吸収できるエネルギー量が大きく、そのため、地震や台風はもちろん積雪にも強く、最深積雪量は標準仕様でも業界屈指の75cm、豪雪仕様では200cmにも耐えうる強度を誇ります。

屋根材と壁材には、従来のガルバリウム鋼板を進化させ防錆効果をプラスした最高峰の鋼板素材であるSGL鋼板を使用しています。SGL鋼板はガルバリウム鋼板に比べて耐食効果が高く、防錆効果は3倍と言われています。耐候性と耐食性に優れたSGL鋼板は、真夏の強い日差しから、真冬の寒波から、また台風による強風や豪雨から室内をしっかりガードします。昨今の厳しい環境下でも長く安心してご利用いただけます。

屋根材には結露軽減材が標準装備されているので、冬場の結露が軽減されます。
また、断熱効果もあり、室内の保温、保冷が期待されます。

シャッター錠はピッキング対策に対応したディンプルキーを標準装備。夜中や外出中も室内をしっかりと守ってくれるので安心です。